関係ないけど ドラえもん その2
作中の時代設定
テレビアニメの放送は30年以上にものぼっている。初期と現在では生活環境が大幅に変わることも多く、例えば、最近の作品ではスネ夫が携帯電話を持っていることや、剛田雑貨店がウェブサイトを開設していることなどが挙げられる。その他にも、若者女性が現代ではいわゆる「女言葉」をしゃべらなくなったなど、現代と違う点も多い。
『ドラえもん』の連載開始は1970年頃。連載初期の設定によれば、のび太は1964年(昭和39年)8月7日生まれ。ドラえもんとセワシが持ってきた「未来アルバム」に載っていた、のび太の未来を写した写真は1970年から1995年までが紹介されている。このアルバムには1979年にのび太が大学受験に落第する未来が写っている。
『竜宮城の八日間』での現在(1982年)でも、『ハリーのしっぽ』での現在(1985年)でも、のび太は変わらず小学生。のび太と静香が結婚してマンションに住み、息子のノビスケがのび太くらいの年齢となった近未来が2002年。
さらには連載初期、のび太の父親であるのび助についての戦時中における学童疎開の話があり、当時10歳前後であるとするとのび助は1930年代生まれと計算できるが、1940年生まれという設定。
また、藤子・F・不二雄は、自身の中では、固定設定として、他の作品との時代関係は、固定していたと述べている(例として、『ドラえもん』の数年前として、『オバケのQ太郎』『パーマン』など、同時期の設定として、『エスパー魔美』など、数十年後として、『21エモン』など)。
現実世界への影響や類似点
ドラえもんのストーリーは寓話的な側面を持ち、教育的であるという進歩的な見方も出ている。例えば、のび太が毎回道具をドラえもんに出してもらいながら、失敗してもすぐ立ち直るという強さや、発奮してやる気を見せる場面などが教育上も肯定的に捉えられている。また、我々の現実世界の有名人物や世界情勢がドラえもんの世界で何らかの形でパロディー化されて登場しており、子供も見やすく、親しみやすく、ある時には教育的な効果をももたらす。ただし藤子本人はあくまでギャグ漫画として描いており、作品を発表してから読者や周囲に「あれは風刺的ですね」と言われてから自分で気付いた作品も多いという(『Yロウ』ほか)。
西城ひろみ(9巻『ジ〜ンと感動する話』に登場。おそらく郷ひろみと西城秀樹に由来)を始めとして、実在の有名人物のパロディーが多く登場する。また、名前だけで「郷ヒデキ」という人物も登場(19巻『影とりプロジェクター』)。なお、郷ひろみはこの作品中で唯一実名で登場した芸能人(西城ひろみとは別人)である。
世界情勢を基にした非常に教育的なパロディーの例としては、『ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー』という話が挙げられる。のび太とジャイアン・スネ夫の対立がエスカレートし、遂にはボタン1つで相手を徹底的にペンシル・ミサイルで攻撃は出来るが、自分も同じ酷い目に遭うというストーリーはまさに東西冷戦の緊張をドラえもんレベルで子供にも分かる様にスケールダウンして描き、作者の平和への探求や考えをドラえもんの世界で実現している。また、この話のオチでは根絶されずに残ってしまった兵器の恐ろしさも同時に描いている
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